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2011年11月17日

手が汗ばんでいた

ーーー独立30周年を記念して綴っています。ーーー
 
【職人の営業奮戦記】(2)
・・・独立・・・22 



数日後、手紙を出した相手がどのような反応をするか不安と期待の中、電話をかけた。

「陶芸タチカワの立川と申しますが、○○社長さんお願いいたします」

「どのようなご用件でしょうか」

「先日のお手紙の件でとおっしゃって頂ければ、お分かりになると思います」

「少々お待ちください」

数十秒だったのだろうがとても長く感じ、受話器を握る手が汗ばんでいた。

「もしもし○○です」

「始めまして、先日からお手紙で失礼しております、陶芸タチカワの立川と申します」

「はいはい・・・読ませてもらいましたよ」

「ありがとうございます。早速ですが○月○日のご予定はいかがでしょうか」

「その日はちょっと都合がわるいな」

「では次の日はいかがでしょうか」

「次の日だったらなんとかなるよ」

「ありがとうございます。ではお時間は○時でよろしいでしょうか」

「ああ・・いいよ」


何と、いきなり大きなホテルの社長に会えることになった。


ちなみに、“手紙で営業”の本に面会の日にちを決めるときは、先ずこちらから日時を指定し相手の都合を聞いて、その日がだめだったら次の日次の日と相手が根負けするまで提案し続けろとあった。



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