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Posted by さがファンブログ事務局 at

2023年08月30日

伊万里ケーブルテレビ取材 ユーチューブにアップ

先日、伊万里ケーブルテレビさんから取材を受けた動画をユーチューブにあげました。55いまり・HOTアイ「令和版窯元巡り」で放映されたものです。

実は、先に投稿したファッションブランド「光をまとう」のボタン制作の件で取材を受けていたのですが、その件に加えて私がつい「陶芸宝飾の世界創造」を熱く語ったものですから、担当の方が「立川さんこっちの方が面白いです」となって、ボタン制作はつかみの映像になりました。(^▽^)/

ご覧になっていただければわかりますが、これまで企業秘密にしてきた40年前に私が開発したオリジナルの焼成方法を明かしてます。その理由も語ってますのでよかったらご覧ください。


実は、この動画は、営利的要素が含まれている動画のためケーブルテレビさんではユーチューブにあげることはできないらしく、私が権利を取得しました。そのうえでオープニングとエンディング部分を私が継ぎ足しています。


  


2020年10月01日

掲載されました。美術書籍「戦後日本美術総集Ⅳ」

戦後75周年2020年を節目として発刊された美術書籍「戦後日本美術総集Ⅳ」に私の作品が掲載されました。

社会と芸術家の架け橋を経営理念にする「株式会社麗人社」さんが、人々の記憶に強く残り、かつ後世に伝えるべき美術書籍となることを目指し、戦後の日本を代表する芸術家の作品を収録し発行されたものです。

これは、前回発行のⅢと同じように、ニューヨーク近代美術館、大英博物館、ルーブル美術館、東京国立博物館など国内外の主だった美術館博物館或いは国内の国立国会図書館はじめ各都道府県立図書館、美術系大学に所蔵されるようです。

伊万里市図書館には私の方で近いうちに寄贈させていただく予定です。ご覧いただければ幸いです。

「陶芸を装う」をコンセプトに陶芸宝飾の世界創造を目指して40年間伊万里焼の宝飾品を専門に創作してきた私にとっては、このような形で後世に残ることは生きた証となり大変ありがたく感謝しているところです。

ちなみに、陶芸関係では北大路魯山人・富本憲吉・西本瑛泉・大樋陶冶斎(十代 長左衛門)・後藤眞子氏らと私の六名です。

それぞれが独特の創作活動をし、非常に独特な世界観を持ったものが載せてもらったものと推察します。





ネット販売もされていますのでご参考までに。

Amazonショップ

楽天ブックス
  


Posted by 青風 at 14:10Comments(0)○作品創り

2020年09月24日

投芸「スローアート」作品






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投げる時生まれる反発力によってこのフォルムは生まれます。

手先で削ってはけして生み出すことは出来ない。

投げる力 投げる方向 塊の状態によって大きく変化します。

塊を手にもった時、どの面を どの角度で どれくらいの力で打ち付けると私が思う形になってくれるか。

何度も打ち付けるうちに少しずつ自分の感性に近づくのです。

投芸「Throw Art」は生きざまです。

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Posted by 青風 at 13:51Comments(0)○作品創り

2020年07月27日

金具のないカフスボタンは付けにくい?

この形状のカフスボタンは付ける時「付けにくいのでは」とお問い合わせをいただいております。

しかし、ちょっとした工夫で、一般の金具がついたカフスボタンよりむしろ付けやすいです。


ワイシャツを着る時、腕を通す前に両手で片方のカフス穴に通して付けておきます。
写真のようになり落ちることはありません。



一般の金具だと落ちないように一度金具を回しておかなければなりませんがこの形状だとその必要がありません。
腕を通して着た後は普通のボタンを留める感覚でスムーズに付けることができます。

尚、カフスにノリがきいていて硬く通しにくい場合は腕を通す前にに両手で1~2回通しておくと少し柔らかくなってより通しやすいです。
少し工夫するとくるくる回る金具よりむしろ付けやすいです。




この形状がいいところは他にもあります。
電車のつり革などにさがると、当然カフスボタンが表も裏も他の人に見られます。
ファッションに興味がある人が見ると「エッ!オシャレ」となります。

もう一つ、たとえばオフィスで袖をまくっての仕事となった場合、カフスボタンを全部外すことなく片方だけ外せばOKで落ちることも、どこかに置いて無くすこともありません。
また、全面デザインしていますので裏側が見られてもオシャレです  

Posted by 青風 at 09:29Comments(0)○作品創り

2020年07月23日

金具のない伊万里焼強化磁器カフスボタン

佐賀県県有特許の世界最強度の磁器土を使用した金具を使わない伊万里焼カフスボタンのお話です。



金具の付かないダイヤモンドだけのカフスボタンがあったら

金具の付かないエメラルドだけのカフスボタンがあったら

無理と分かっていても想像するだけでワクワクします

しかし

エメラルドと同等の硬さがあり

通常磁器の約5倍程度の強さがある

世界で最も割れにくい磁器で創った

金具の付かないCufflinksの誕生です



2018年に強化磁器のリングを完成させた翌年から、金具を一切使わないカフスボタンの制作に取り組み、一年後の2019年5月に制作のめどが立ち試作品が出来上がりました。

半年間ほど実際に使ってみて強度や形状などに問題は無いか、自分で使ったり、数人の知り合いに使ってもらって確かめた結果問題は無く2020年の1月に販売開始。

強化磁器はリングを作るときも色々と試行錯誤を繰り返して完成させたのですが、カフスボタンも同様何十回も繰り返し焼いてやっと完成しました。しかし、それでも全面仕上げの作品のため歩留まりはかなり悪く強化磁器土との戦いが続いていました。

ただ、焼成法を改善してつい最近かなり歩留まりが良くなってきまし。こういった時が職人の最大の歓びです。






  

Posted by 青風 at 10:53Comments(0)○作品創り

2018年10月19日

IMARING販売開始

佐賀県県有特許の世界最強度の磁器土を使用したリング(指輪)「IMARING」の販売を開始しました。

当初は夏の予定でしたが、思いのほか制作に手間取り遅くなってしまいました。

特にリングのサイズ7号~21号までを一つ飛ばしで制作しているのですが、0.1ミリ単位で削るという細かな作業になるので合わせるのが困難を極めました。0.2ミリ削ると1号以上の差が出ます。それに加えて収縮率が粘土によって違うので、これまでのデータが役に立たなかったので繰り返し焼いてみてデータの取り直しもしました。

お客様がじかに手に取って付けてみての場合はアバウトの号数でもその場で判断できるのでいいのですが、ネット販売となると出来る限り正確なサイズを出さないと販売できませんので慎重にやっています。ここに来てやっと販売できるまでの精度が出ました。
  

Posted by 青風 at 09:01Comments(0)○作品創り

2018年02月02日

陶芸タチカワ ギャラリーサイト開設

昨年陶芸タチカワ工房のHPをリニューアルをしましたが、今年はその中に作品を中心に展示するサイトを作りました。

工房の方はずいぶんとお金も時間もかかりましたが、今回のギャラリーはワードプレスを導入し自分で製作しました。
今回はただに近い金額でできました。私の人件費は別です。(笑)

作っていて思ったのですが、職人でありデザイナーの端くれとして、自分の表現したいことが自由にできるということが絶対必要だと感じました。

気分を新たにして作品制作に励み、HPギャラリーで発表していきたいと思います。
時々覗いていただければ幸いです。陶芸タチカワのHPギャラリー


  

Posted by 青風 at 09:15Comments(0)○作品創り

2009年09月18日

100万円のメガネ

伊万里ジュエリーやダイヤモンドを配したメガネの価格が90~100万円で販売されることが決定しました。

取り扱いは 「Grail Works 」総合販売代理店 を通し有力百貨店など小売店に販売されます。





  


Posted by 青風 at 21:08Comments(0)○作品創り

2009年09月10日

伊万里焼メガネフレーム(2)

メガネフレームに焼き物を取り入れたのは、焼き物業界では初めてだと思います。

メガネ業界でも初めてだといわれています。


深い深い湖をイメージしています。

  


Posted by 青風 at 20:27Comments(0)○作品創り

2009年09月09日

伊万里焼メガネフレームが出来ました(1)

松山の「矢野眼鏡枠製作所」と共同開発していたメガネが出来上がりましたのでご紹介します。

10月に東京ビッグサイトで開催されるメガネの見本市で発表されるのですが、事前にここだけで発表させていただきます。

伊万里焼部分を私が制作したのですが、0.1ミリ単位の精度を求められて非常に手間がかかっただけに、出来上がった作品をみると、感慨もひとしおです。


地球をイメージした作品です。




  


Posted by 青風 at 21:22Comments(0)○作品創り

2009年08月13日

パーツが仕上がりました

上絵付けをして焼き上げ、再度金やプラチナで絵付けをし焼き上げたのがこれです。

合計4回窯に入れて焼いています。



さて、これが何になるかは10月まで待たなければなりません。

私も楽しみです。  


Posted by 青風 at 10:12Comments(2)○作品創り

2009年08月11日

上絵付け

0.1ミリの制度を求められている作品に上絵付けをしました。



780度で焼成します。  


Posted by 青風 at 22:22Comments(0)○作品創り

2009年08月10日

0.1ミリと格闘

0.1ミリ単位の精度で制作している作品の本焼き窯が上がりました。

合格です。



これが何になるかはまだ明かせません。(^_^)

  


Posted by 青風 at 17:43Comments(0)○作品創り

2009年07月29日

プロジェクト進行中

私の工房でいくつかのプロジェクトが進んでいます。

その中の一つが異業種とのコラボレーションですが、0.1ミリ単位の精度を必要とするもので、楽しい格闘が続いています。(^―^) 

「これ以上はむり」と妥協したくなる時もあるのですが、何かのきっかけで「いやいやまだ出来る」と思い直しまた挑戦の繰り返し。

昨日の伊万里農林高校の甲子園出場決定は「よし俺にもまだできる」と勇気を頂きました。

10月に作品発表です。


  


Posted by 青風 at 20:37Comments(0)○作品創り

2009年06月25日

女性の肌をみがくように

竹串の先に取り付けた小さな海綿で、女性の肌を磨くように優しくやさしく・・・。

この辺の作業も粘土がささやいてくれます。

「そこそこ・・・もう少し・・」と。





作品作りはすべてが独学ですから、この道具も手作りです。

見れば分かりますね。(^―^)   


Posted by 青風 at 20:11Comments(0)○作品創り

2009年06月24日

竹串も道具

細かな作業の連続で、耳かきみたいな道具も必要です。



鋭角の角は乾燥するとき割れやすいので角をしっかり押さえます。

そのときに、ちょうど良い丸みを持った小さな棒が役に立ちます。

ちょうどいい角度に自分で削った方が、作業がしやすいです。

  


Posted by 青風 at 21:40Comments(0)○作品創り

2009年06月23日

オリジナル技法の全面仕上げ

26年前に開発したオリジナル技法、名づけて「全面仕上げ」です。

普通の焼き物は底の部分や淵の部分がザラザラしています。

ところが私の作品はザラザラした部分がありません。


昨日の作品と同じタイプの裏側です。

14年前に研修でヨーロッパの窯元に行って、全面仕上げの作品をお土産に持っていたのですが、窯元のオーナーすべてが「これはどうやって焼くのだ」と質問してきました。

「それは企業秘密です」と言うと、にこっとして首を振りました。(^―^)   


Posted by 青風 at 23:11Comments(0)○作品創り

2009年06月22日

作業には集中がぜったい

作業中の手元です。


クロスを一生懸命削りだしています。
だんだんと命が育ってきます。


プラチナ液を塗っています。

集中集中です。  


Posted by 青風 at 08:25Comments(0)○作品創り

2009年06月20日

粘土がしゃべるようになります。

粘土がしゃべると言っても本当にしゃべるわけではないです。(^―^) 

集中して一心不乱に粘土と向き合っていると、「その辺でいいよ」「もう少し削って」などと言っているよに錯覚する瞬間があります。



若いスタッフも頑張って制作に励んでいます。

粘土とおしゃべりが出来るようになったら一人前・・・・・かも。  


Posted by 青風 at 17:16Comments(0)○作品創り

2009年06月19日

プラチナ彩の作業

ゴールドやプラチナを溶かした液を塗って焼き付ける作業です。



ゴールドはある液の中に30%の金が含まれているもので、金粉も入っています。

プラチナはある液の中に純度93%のプラチナが溶けています。

焼くと不純物が燃えてゴールドやプラチナが焼き付けられ美しい光を放ちます。
  


Posted by 青風 at 19:25Comments(0)○作品創り