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2011年09月30日

商品の奪い合い

ーーー独立30周年を記念して綴っています。ーーー
 
【職人の営業奮戦記】(1)
・・・独立前夜・・・⑨ 


どこどこの窯に「染錦流水」の「天婦羅皿」と「とんす」を100組取ってこい。

と、こうなるとわけが分からない。

当時は有田焼も景気が良くて2トントラック2台で毎日毎日集荷に廻っていた。

売れ筋商品を獲得するのが大変、どこの商社も出来るだけ多く仕入れようとするので、窯出しの時間を見計らって自分たちで、まだ冷めきれずに熱いのを取り出して奪い合うように持ち帰った。

最初のうちはどれが自分の会社で注文したのかも分からないので窯元に聞かなければならない。

こうなると遅れをとって注文商品が手に入らなくなる。

納期が決まっているものだったら大変だ。

慣れてきて窯出し作業をする現場の人と仲良くなるとしめたもの。

次の窯出しの日にちと時間を教えてくれたり、事情で間に合わなかったりしたらちゃんと確保してくれるようになる。

こうなると楽しい。

集荷がうまくできないときは営業のほうから怒られる。

自分が取ってきた注文を出来るだけ早く納品して売れ上げを伸ばしたのだ。

そのことが次の注文につながるからなおのこと。



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