2012年08月11日

校長先生の覚悟

【PTA奮戦記】№18

ーーーー 荒れた中学校をどうする ーーーー

次年度も私がPTA会長を仰せつかっていたので、校長先生に挨拶に行ったとき、「学校側で責任持って解決するので、お任せください」と力強い言葉を頂いたので安心してお任せした。

一学期が終わろうとしているころ、校長先生が「立川さん・・・胃の痛かばい・・」ともらされた。私は何とも言いようがなかった。と言うのも私も前年、ストレスで歯茎がはれて食事がまともにできない状態になっていたのだ。

二学期の半ばになったころ、校長先生が、話があると私を呼んだ。
私と会うときはいつもにこやかに、冗談まじりの挨拶をしていた校長先生が、険しい顔をしておもむろに話を切り出した。

「立川さん、いじめた生徒たちの出席停止処分ばするばい」と。私は、エッと、一瞬耳を疑った。
「今は生徒たちも真面目に学校生活を送っているし、そこまでする必要はないのではないですか」「保護者代表としてそれは受け入れ難いですよ」と返した。

「もっともです」と校長。「もし立川さんたち保護者がこの処分に対して、大きく問題にすれば、私の首は飛ぶかもしれません」と低くしっかりとした声で言われた。

それも覚悟で実行すると決意されていた。

そして「立川さん、いじめた生徒にある一定の代償を払わせるのも、一つの教育だと思います」と。

校長先生の目を見ていたらその覚悟が伝わってきたので「分かりました」「協力します」と私自身も覚悟を決めた。



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