2012年07月31日
入学式祝辞
【PTA奮戦記】№13
ーーーー 荒れた中学校をどうする ーーーー
入学式の日を迎え次のような祝辞を述べました。
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啓成中学校入学式祝辞
新入学生の皆さん、そして保護者の皆さん、本日はご入学誠におめでとうございます。心から御祝いを申し上げます。
さて、突然ですが生徒の皆さん、「夢生橋」(ゆめおいばし)と言う名前の橋をご存じでしょうか。夢が生まれる橋と書きます。その橋は、市民会館の側にあって脇田川に架かっている小さな橋です。
私事で大変申し訳ありませんが、実はあの橋の名付け親は私です。たまたま私が応募した名前が選ばれたわけですが、なぜ「夢生橋」と名付けたかと申しますと、多くの伊万里の人たちが集まる市民会館の側にある橋ですから、皆さんの夢が生まれ、夢が実現するようにと願って付けた名前です。
私はあの橋を通るとき自分の夢について振り返ることがあります。大きな夢、小さな夢、何十年も先の夢、数年後の夢、夢にはさまざまなものが有り、夢があるからこそ生きていけるのだと思っています。
先日ふと考えました。PTAの役員をさせてもらったときの「夢」は何だろうと言うことです。K中学校を少しでも良くしたいと何となく思っていたわけですが、良い中学校とはどんな学校でしょう。
とても一言では語られませんが、多くの人に認められる事が一つの大きな条件になると思います。
一人一人の人間もそうです。尊敬できる人間は、間違いなく多くの人に認められています。
皆さんが好きな人間、尊敬している人間、歌手でも俳優でも良いです、歴史的な人物でも良いです、色々な人がいると思いますが、そのすべての人が沢山の人に認められていると思います。
そのように、啓成中学校も沢山の人たちに認められる日本でも有数の学校になることを夢見ています。
そこで、私はまずこの中学校内で、今までよりももっともっとお互いが、認めあえる学校になればいいなと思っています。生徒同士が認め合い、大人同士が認め合い、大人が子供を認め、子供が大人を認める学校を創りたいと思っています。皆さんと共に。
それが出来たときにK中学校全体が、楽しく活気に満ちた、社会から認められるすばらしい学校になると思います。
さて、保護者の皆さん、改めておめでとうございます。何事にも非常に感じやすい年齢の子ども達です。不安もありますが、期待も大きく膨らんでおられることと思います。子ども達の夢、そして私達の夢が実現するように、皆さんと共に、一歩一歩進んで行きたいと思っていますのでよろしくお願いいたします。
先生方におかれましては、教育が大変難しい時代の中にあり、並々ならぬご苦労もあろうかと思います。
「真の苦しみを知った者だけが、真の喜びを味わうことが出来る」と思います。
私はもちろんですが、保護者の皆さんも、先生方と共に苦しい時を乗り越えて、真の喜びを味わいたいと思いますので、子ども達共々よろしくお願いいたします。
最後になりましたが、ご臨席の皆様のご多幸を祈りつつ御祝いの言葉に代えさせていただきます。
平成11年4月8日
伊万里市立啓成中学校
PTA会長 立川荒雄
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PTA活動の中で入学式の祝辞を掲載していたのですが、数年たってもお読みいただいているようですので、追加して他年の入学式祝辞を載せさせていただきますので参考になれば幸いです。
<啓成中学校入学式祝辞>
新入生の皆さんそして保護者の皆さん本日はご入学誠におめでとうございます。心からお祝い申し上げます。
今年も皆さんの先輩たちが植えてくれた記念樹の、桜の木が美しい花を咲かせ皆さんが入学してくるのを、首を長くして待っていたようです。
待っていたのは桜の木ばかりではありません。私も、先生方も、そして、2年3年の先輩たちも皆さんが来るのを心から待っていました。本当にようこそ啓成中学校へ・・。
私は2年前に啓成中学校に来て、「多くの人に認められる、明るく活気に満ちた素晴らしい学校を作り、日本一行きたい学校、日本一行かせたい学校にしましょう」と、ここにいる2年生3年生そして卒業していった先輩たちに呼びかけました。
そしてその先輩たちは着実にその夢に向かって、突き進んでいます。
特に部活動はそれぞれの監督の先生を中心に、活発に一生懸命頑張っています。
そして先輩たちは見事に素晴らしい第一歩を踏み出してくれました。中には多少やんちゃな子もいました。でも心はみんなけがれなく美しい人間ばかりです。
そんな先輩たちと一緒に、自分を磨き、はちきれんばかりの青春の思い出をたくさん作って、もっともっと素晴らしい学校にしていってください。
勉強やスポーツを学校生活の中でやっていくとき、或いは社会生活を送るとき、一つだけ皆さんにお願いがあります。
それは、「強い人間が優しくなってください」と言うことです。勉強に強い人は勉強が不得意の人に教えてやってください。部活でスポーツをやっている人で、レギュラーは補欠の人を思いやり、感謝することを忘れないでください。
そして、やってはいけないことは「いけない」とはっきり言える人間になってください。それが本当の強さであり優しさだと思います。
私は皆さんを信じています。
さて、保護者の皆さん、本日は親として子供に託す夢と希望、そして少しの不安が入り混じっているのではないでしょうか。
「子供は地球の宝と申します。」その宝を多くの仲間と一緒に大事にし、心の中から光り輝く人間なるよう成長を見守り、成長の手伝いをしていきたいと思います。
その一つの活動としてPTA活動があります。これから皆さんには色々とお世話になると思いますが、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
先日、校長先生・教頭先生とお話する機会があり、職員室を訪れたのですが、先生方がとても明るく生き生きとした感じを受け、思わず顔がほころんでしまいました。
あの明るさはきっと子供たちに伝わっていき素晴らしい学校になっていくと思います。教育が大変難しい時代です。その中心にいる先生方には最もご苦労をおかけすることと思いますが,よろしくお願いいたします。
さて、最後になりましたが本日ご臨席の皆様のご多幸を祈りつつ簡単ではございますがお祝いの言葉に代えさせていただきます。
ありがとうございました。
平成12年4月10日
伊万里市立啓成中学校
PTA会長立川荒雄
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ーーーー 荒れた中学校をどうする ーーーー
入学式の日を迎え次のような祝辞を述べました。
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啓成中学校入学式祝辞
新入学生の皆さん、そして保護者の皆さん、本日はご入学誠におめでとうございます。心から御祝いを申し上げます。
さて、突然ですが生徒の皆さん、「夢生橋」(ゆめおいばし)と言う名前の橋をご存じでしょうか。夢が生まれる橋と書きます。その橋は、市民会館の側にあって脇田川に架かっている小さな橋です。
私事で大変申し訳ありませんが、実はあの橋の名付け親は私です。たまたま私が応募した名前が選ばれたわけですが、なぜ「夢生橋」と名付けたかと申しますと、多くの伊万里の人たちが集まる市民会館の側にある橋ですから、皆さんの夢が生まれ、夢が実現するようにと願って付けた名前です。
私はあの橋を通るとき自分の夢について振り返ることがあります。大きな夢、小さな夢、何十年も先の夢、数年後の夢、夢にはさまざまなものが有り、夢があるからこそ生きていけるのだと思っています。
先日ふと考えました。PTAの役員をさせてもらったときの「夢」は何だろうと言うことです。K中学校を少しでも良くしたいと何となく思っていたわけですが、良い中学校とはどんな学校でしょう。
とても一言では語られませんが、多くの人に認められる事が一つの大きな条件になると思います。
一人一人の人間もそうです。尊敬できる人間は、間違いなく多くの人に認められています。
皆さんが好きな人間、尊敬している人間、歌手でも俳優でも良いです、歴史的な人物でも良いです、色々な人がいると思いますが、そのすべての人が沢山の人に認められていると思います。
そのように、啓成中学校も沢山の人たちに認められる日本でも有数の学校になることを夢見ています。
そこで、私はまずこの中学校内で、今までよりももっともっとお互いが、認めあえる学校になればいいなと思っています。生徒同士が認め合い、大人同士が認め合い、大人が子供を認め、子供が大人を認める学校を創りたいと思っています。皆さんと共に。
それが出来たときにK中学校全体が、楽しく活気に満ちた、社会から認められるすばらしい学校になると思います。
さて、保護者の皆さん、改めておめでとうございます。何事にも非常に感じやすい年齢の子ども達です。不安もありますが、期待も大きく膨らんでおられることと思います。子ども達の夢、そして私達の夢が実現するように、皆さんと共に、一歩一歩進んで行きたいと思っていますのでよろしくお願いいたします。
先生方におかれましては、教育が大変難しい時代の中にあり、並々ならぬご苦労もあろうかと思います。
「真の苦しみを知った者だけが、真の喜びを味わうことが出来る」と思います。
私はもちろんですが、保護者の皆さんも、先生方と共に苦しい時を乗り越えて、真の喜びを味わいたいと思いますので、子ども達共々よろしくお願いいたします。
最後になりましたが、ご臨席の皆様のご多幸を祈りつつ御祝いの言葉に代えさせていただきます。
平成11年4月8日
伊万里市立啓成中学校
PTA会長 立川荒雄
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PTA活動の中で入学式の祝辞を掲載していたのですが、数年たってもお読みいただいているようですので、追加して他年の入学式祝辞を載せさせていただきますので参考になれば幸いです。
<啓成中学校入学式祝辞>
新入生の皆さんそして保護者の皆さん本日はご入学誠におめでとうございます。心からお祝い申し上げます。
今年も皆さんの先輩たちが植えてくれた記念樹の、桜の木が美しい花を咲かせ皆さんが入学してくるのを、首を長くして待っていたようです。
待っていたのは桜の木ばかりではありません。私も、先生方も、そして、2年3年の先輩たちも皆さんが来るのを心から待っていました。本当にようこそ啓成中学校へ・・。
私は2年前に啓成中学校に来て、「多くの人に認められる、明るく活気に満ちた素晴らしい学校を作り、日本一行きたい学校、日本一行かせたい学校にしましょう」と、ここにいる2年生3年生そして卒業していった先輩たちに呼びかけました。
そしてその先輩たちは着実にその夢に向かって、突き進んでいます。
特に部活動はそれぞれの監督の先生を中心に、活発に一生懸命頑張っています。
そして先輩たちは見事に素晴らしい第一歩を踏み出してくれました。中には多少やんちゃな子もいました。でも心はみんなけがれなく美しい人間ばかりです。
そんな先輩たちと一緒に、自分を磨き、はちきれんばかりの青春の思い出をたくさん作って、もっともっと素晴らしい学校にしていってください。
勉強やスポーツを学校生活の中でやっていくとき、或いは社会生活を送るとき、一つだけ皆さんにお願いがあります。
それは、「強い人間が優しくなってください」と言うことです。勉強に強い人は勉強が不得意の人に教えてやってください。部活でスポーツをやっている人で、レギュラーは補欠の人を思いやり、感謝することを忘れないでください。
そして、やってはいけないことは「いけない」とはっきり言える人間になってください。それが本当の強さであり優しさだと思います。
私は皆さんを信じています。
さて、保護者の皆さん、本日は親として子供に託す夢と希望、そして少しの不安が入り混じっているのではないでしょうか。
「子供は地球の宝と申します。」その宝を多くの仲間と一緒に大事にし、心の中から光り輝く人間なるよう成長を見守り、成長の手伝いをしていきたいと思います。
その一つの活動としてPTA活動があります。これから皆さんには色々とお世話になると思いますが、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
先日、校長先生・教頭先生とお話する機会があり、職員室を訪れたのですが、先生方がとても明るく生き生きとした感じを受け、思わず顔がほころんでしまいました。
あの明るさはきっと子供たちに伝わっていき素晴らしい学校になっていくと思います。教育が大変難しい時代です。その中心にいる先生方には最もご苦労をおかけすることと思いますが,よろしくお願いいたします。
さて、最後になりましたが本日ご臨席の皆様のご多幸を祈りつつ簡単ではございますがお祝いの言葉に代えさせていただきます。
ありがとうございました。
平成12年4月10日
伊万里市立啓成中学校
PTA会長立川荒雄
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Posted by 青風 at 06:19│Comments(0)
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