2012年08月09日

いじめが起きた

【PTA奮戦記】№16


ーーーー 荒れた中学校をどうする ーーーー

数か月が経ち、私自身も中学校に少しずつなれてきた。新年度で先生方もある程度入れ替わり、生徒指導に強い先生も赴任してきていたので、先は明るいと見通していた。

そんな矢先、まさかの事態が起きた。いじめだ。

しかも、自分の子供がいじめられているとして、授業中に保護者がいきなり教室に怒鳴り込んで来たのだ。学校側は授業中に保護者が教室に乱入し、先生との小競り合いになったので慌てて、警察に連絡した。
警察が介入し、保護者の事情聴取をした結果、自分の子供がいじめられているので助けるために、そのような行動に出たとのこと。

学校側は早速子供たちに、アンケート調査をし、実態把握にあたった。その結果、いじめがあっていたことが分かった。8名程度の生徒が係わっていた。警察も学校側から乱入で呼ばれているので、実態把握のために、いじめにかかわっていた生徒全員に事情聴取を行った。結果、ここでも生徒たちはいじめを認めた。

私もまさかと思う出来事だった。と言うのも、少し荒れている2年生3年生ではなく、入学したばかりの1年生に起きたのだ。

私には学校側から、乱入の件があったその日の晩に連絡を受けていて、その後の数日間のそれぞれの対応も報告をもらっていた。
校長・教頭・生徒指導・私で話し合った結果、いじめがはっきりした以上は、相手は保護者が入っているので、いじめた側も保護者も含めて、早急に謝罪をした方がいいということになった。
謝罪の場を設けたが全く許してもらえなかった。



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この記事へのコメント
 はじめまして。
いじめについて深い関心がありますので
ブログを読ませていただいています。

少し気になるところがありましたので
失礼かもしれませんが、コメントを書きます。

「謝罪の場を設けたが全く許してもらえなかった。」とのこと。
実際にそうだっただろうと思いました。

個人的な考え方で申し訳ないと思いますが
いじめを受けていた人が「許すこと」は大事なことでしょうか。
いじめていた人は直ちに「許されること」は必要でしょうか。

人によって価値判断が分かれて難しいことかもしれませんが、
学校は子どもたちにとって安全・安心であってほしい場所
です。いじめは簡単に解決できない問題です。

「許せない」「許されない」という気持ちがあったとしても
そっと心の内に置きながら、安全に学校生活をおくれるように
守ってあげられたらと思いました。
Posted by ライナス at 2012年08月10日 01:05
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