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2012年07月21日

いじめが無いのが理想ではない、防ぐのが理想だ

【PTA奮戦記】№6

ーーー いじめをどう防ぐ ーーー

喫煙したり万引きしたりしている子供がいる学校を表彰するのかと、疑問を持つ方もいるかもしれない。しかし、600人を超える子供がいる学校ではさまざまの子がいる。すべてが良い子とうのはあり得ないのが現実だ。もし、うちの学校には一切ないと思っている人がいたら、それは見えていないだけだ。学校と保護者が一体となって取り組んでいてもこのような子供がいる。それだけ難しいということを知らなければならない。

実は、表彰を受ける前の年に私の子供はいじめで学校に行きたくないと言いだしていた。幸い自分から言い出したので詳しく聞いて見ると、大人の私から見ると「それくらいのことか」と言うくらい些細なことだった。しかし、本人にとっては重大な問題で心を痛め悩んでいたのだ。話をじっくり聞いてやりアドバイスをしながら学校へはなんとか通っているうちに解決していった。

友達から一度殴られたらしい。それが怖くて行きたくないと言い出したのだ。そこで私がまずアドバイスしたのは、もし今度殴られそうになったら相手がびっくりするくらいの大きな声を上げて逃げろと教えた。次に、私が柔道の経験があったので、ほんの少しだが柔道の技を教え、自分から技は絶対に掛けてはいけないが、相手がかかってきたらこうしろと1週間程度訓練をした。それでだんだん自信が付いて来たようだった。おそらくその自信のある態度が相手にも伝わって、手を出さなくなったのではないかと思う。一か月もしたら殴られた子と仲良く一緒に遊んでいる様子だった。

もちろんこのことは私の家族だけしか知らないこと。私の子供を知る人は、まさかあの子がと信じられないだろうと思う。親の私でさえまさかと思ったくらいだから。それくらいどこにでもある。おそらく、多くの保護者が経験していると思う。

いじめを定義づけるのは非常に難しい。100人いれば100の感じ方がある。本人がいじめられていると感じていれば、大人はそれを受け止めてやらなければならない。そして、100通りの方法で解決しなければならないのだ。
だから、多くの人が係わらないといけない。学校だけに任せても無理だ。

いじめや問題行動が無いのが理想ではない。あるのを防ぐのが理想だ。



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