2012年07月17日
トイレでカレーライスを食べる
【PTA奮戦記】№2
コメント頂きましてありがとうございます。
自由に書いていただき問題を共有する人が一人でも多くなれば幸いです。
ただ、お一人お一人に対する私のコメントは控えさせて頂きます。
私の経験談でコメントに代えさせて頂きたいと思いますので失礼をお許しください。
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I小学校のPTA(育友会)の会長をしていたころ、ほとんどの児童が進むK中学校は、県内一荒れている中学校と噂されていた。荒れているのは事実だったが県内一かどうかは分からない。とかく、自分の学校よりも他の学校が悪いと言いがちだからだ。そのように言うことによって、自分たちが安心するようだ。
それはともかく、当時小学校の保護者の間で言われていたことは「あの中学校には子供はやりたくないね」「でもしょうがないもんね」と言う話が日常会話の中に出ていた。現にそれが原因で他校に進学させた保護者もいた。
これは当時中学校の保護者から聞いた話だが、ある学年では授業ボイコット者が十数名いて、授業中に校内をうろうろと歩き回りトイレでタバコを平然と吸う。給食がカレーライスなどの時はビニールの袋にカレーライスを入れてトイレに行き手づかみで食べてみせる。真面目な子が勉強をしていると「なんばかっこう付けて勉強ばしよっとや」とすごんでみせる。などなど・・・教育現場とは程遠い現状だったようだ。
学校側もそれなりに努力はしてくれていると、当時にPTA役員から聞いていた。そして、PTAでも授業中に保護者が校内に入って指導もしていた。しかし、一向に荒れは収まらなかった。
そのような中で、私がある事件にかかわることになった。
夏休みのある日「近所の広場で一人の生徒が数人の生徒にいじめられている」「もしかしたらゆすられているかも知れない」と私の家に近所の人から一本の電話がかかった。私はちょうど出張中で家に居なかったので家内が対応した。家内はすぐに現場に駆け付け「なんかあったとね」と恐る恐るきいたが「なんもなか」と生徒たちはその場を去った。
翌日出張から戻り、家内から詳しく話を聞き、早速学校に報告に行った。ちょうど校長先生がいたので直接話しをさせてもらった。じっくりと聴いて頂き、丁寧にお礼を言われたので、なんとかしていただけるだろうとホッとして戻った。
長男が中学校に通っていて、あくる日がちょうど全校登校日だった。学校から帰って来た息子が「担任の先生から『昨日件は解決した』と、お父さんに伝えてくれて言われたばい」と。一瞬何を言っているのだろうと理解できなかったが、すぐに昨日校長先生に報告に行ったいじめの件だろうと思い「そうや分かったありがとう」と、息子とは離れた。
内心では「何を言っているんだ」「こんなに大事なことを子供にことづけるなんて」「ましてや、そんなに簡単に解決する訳が無いだろう」と怒りが込み上げてきた。
しかし、その時はそれ以上深くかかわることはなかった。
ところが、二学期が始まって間もなく中学校で事件が起き警察が入り逮捕者を出した。それを聞いたとき私は怒りで震えが止まらなかった。「なにが解決しただ・・・ふざけるな」という思いだ。
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私の経験談でコメントに代えさせて頂きたいと思いますので失礼をお許しください。
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I小学校のPTA(育友会)の会長をしていたころ、ほとんどの児童が進むK中学校は、県内一荒れている中学校と噂されていた。荒れているのは事実だったが県内一かどうかは分からない。とかく、自分の学校よりも他の学校が悪いと言いがちだからだ。そのように言うことによって、自分たちが安心するようだ。
それはともかく、当時小学校の保護者の間で言われていたことは「あの中学校には子供はやりたくないね」「でもしょうがないもんね」と言う話が日常会話の中に出ていた。現にそれが原因で他校に進学させた保護者もいた。
これは当時中学校の保護者から聞いた話だが、ある学年では授業ボイコット者が十数名いて、授業中に校内をうろうろと歩き回りトイレでタバコを平然と吸う。給食がカレーライスなどの時はビニールの袋にカレーライスを入れてトイレに行き手づかみで食べてみせる。真面目な子が勉強をしていると「なんばかっこう付けて勉強ばしよっとや」とすごんでみせる。などなど・・・教育現場とは程遠い現状だったようだ。
学校側もそれなりに努力はしてくれていると、当時にPTA役員から聞いていた。そして、PTAでも授業中に保護者が校内に入って指導もしていた。しかし、一向に荒れは収まらなかった。
そのような中で、私がある事件にかかわることになった。
夏休みのある日「近所の広場で一人の生徒が数人の生徒にいじめられている」「もしかしたらゆすられているかも知れない」と私の家に近所の人から一本の電話がかかった。私はちょうど出張中で家に居なかったので家内が対応した。家内はすぐに現場に駆け付け「なんかあったとね」と恐る恐るきいたが「なんもなか」と生徒たちはその場を去った。
翌日出張から戻り、家内から詳しく話を聞き、早速学校に報告に行った。ちょうど校長先生がいたので直接話しをさせてもらった。じっくりと聴いて頂き、丁寧にお礼を言われたので、なんとかしていただけるだろうとホッとして戻った。
長男が中学校に通っていて、あくる日がちょうど全校登校日だった。学校から帰って来た息子が「担任の先生から『昨日件は解決した』と、お父さんに伝えてくれて言われたばい」と。一瞬何を言っているのだろうと理解できなかったが、すぐに昨日校長先生に報告に行ったいじめの件だろうと思い「そうや分かったありがとう」と、息子とは離れた。
内心では「何を言っているんだ」「こんなに大事なことを子供にことづけるなんて」「ましてや、そんなに簡単に解決する訳が無いだろう」と怒りが込み上げてきた。
しかし、その時はそれ以上深くかかわることはなかった。
ところが、二学期が始まって間もなく中学校で事件が起き警察が入り逮捕者を出した。それを聞いたとき私は怒りで震えが止まらなかった。「なにが解決しただ・・・ふざけるな」という思いだ。
Posted by 青風 at 08:54│Comments(0)
│●PTA奮戦記【いじめについて】