› 立川青風 ブログ › ○作品創り

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新の無いブログに表示されています。
新しい記事を書くことで広告が消せます。
  

Posted by さがファンブログ事務局 at

2009年05月02日

ネットショップ リニューアルオープン

2007年の末にネットショップを一旦閉店させていただいておりましたが、この度装いも新たにリニューアルオープンしました。

閉店後各方面から惜しむ声が寄せられて、大変心苦しい思いをしていました。

最近の私の作品もお陰さまで、海外を含め広く認めていただくようになり、それに伴い「どこで販売しているのですか」という問い合わせが多く寄せられています。

寄せられる声は大変広範囲で、お一人お一人にお答えするのはなかなか難しいのが現状です。

そこで、そのような方のご要望にお答えする為にネットでの販売を再開しました。

ただ、数万から数十万する作品をネットで写真をご覧になっただけではなかなか決断が付かないし、かといって、代金後払いというのも正直言って怖いものがありました。

再開が遅くなったのもそのような理由で迷っていました。

しかし、今年の1月国際宝飾展で数百万もするジュエリーでも後払いでネット販売をしている方を知り、私の作品も、安心・納得して買っていただくように先ずお客様に手にとってご覧いただき、その上でお支払いをしていただく後払いの方法を決断しました。

お客様の立場になれば、高ければ高いほど実物を見てから決断したいと思うのは当然のことですね。


感動していただくような作品作りに努力していきますのでよろしくお願いします。


青風のショップサイトはこちらです。

青風の公式サイトはこちらです。
  


Posted by 青風 at 09:56Comments(0)○作品創り

2009年01月12日

磁器と真珠がなぜ合うか解った

今日は嬉しい発見があたので、二回目の投稿です。

真珠と伊万里焼のコラボレーションジュエリーを作っているが、光沢が非常に似ていて、お互いの相乗効果でとても美しく気に入っている。

展示会では美しいと感動して涙まで流してくれた人がいた。

手前味噌ですが、私も本当に美しいと思う。

でも、なぜなのか理解できなかった。

それが今日解った。


平凡社発行別冊太陽「パール・ジュエリー」を読んでいたら次のようなことが書いてあった。

「真珠という宝石が、人類にとって最古の宝石の一つであったことは間違いない。しかも古代に技術というものがほとんどない頃、切断したり研磨したりする必要がまったくなく、自然に見つかったままで十分に美しいという宝石は真珠以外にはほとんどない」とあった。

この自然のままで美しいというのが、発見だ。

確かに、ダイヤモンドをはじめ、高価で美しい宝石は、人の力で磨き上げられている。

「磨けば光る」という諺にまでなっている。


そこで、磁器はどうか?

お分かりのように磁器も磨かずに美しい。


エメラルドと同じくらいの硬さを持ったもので、磨かずにこれほど美しいものは磁器のほかにないと思う。

真珠と磁器は磨かずに美しいから、同じような光沢を放っているのだとわかった。

だから、合うのだと理解できた。


この発見は私にとっては非常に大きい。

感動!!!(^―^) 








  


Posted by 青風 at 22:04Comments(4)○作品創り

2008年11月08日

伊万里市役所ロビーに作品展示

先日友達から貴重な意見を頂いた。

「市役所ロビーに君の作品があるが、入れ替えたがいいよ」

「どんな人が見ているか分からないので、水を漏らさないようにしたほうが・・・」と。


市役所のロビーに伊万里市内窯元の作品が展示してあって、役所を訪れた方たちに観ていただくようになっている。

恥ずかしいことに、10年以上その展示作品を入れ替えていなかった。

おそらく他の窯元も入れ替えはやっていないように見える。


やはり時には入れ替えるべきと気づかされた。

友とはありがたい。

指摘を受けたその日のうちに替えてきた。


展示品はジュエリーコンテストで一位受賞した作品と同デザインのカフスボタン「惑星」です。

市役所に行かれた際には是非ご覧下さい。  


Posted by 青風 at 14:11Comments(0)○作品創り

2008年09月06日

神奈川県から嬉しいお便りが

神奈川県の田中様からとても嬉しいお便りが届きましたので、ご紹介します。
合わせて、私のご返事も記します。

                                     (掲載は了解済みです)

【メッセージ】
>  ご無沙汰いたしております。
こちらこそご無沙汰しております。

> と申し上げましても、もう3年以上前になりますので、きっとお忘れのことと思います。
> 以前に、両親にバレッタとタイピンを分けて頂きました。
> その後、私が送った拙い御礼メールを、わざわざサイトに乗せてくださり、大変にうれしく思ったことを覚えております。

今資料を拝見して思い出しておりました。
2003年6月にタイピン2本と04年の4月バレッタをお買い上げいただいたのですね。
その節は本当に有り難うございました。


>  久しぶりにこちらのサイトをのぞいた所、ずいぶんとスゴイことになっており、驚きました。
> これも何かの縁と思い、メッセージを送ろうと思いました。

有り難うございます。
思い出していただき私のサイトをご覧頂くだけでも嬉しいのに、お便りまで頂戴し本当に嬉しいです。


> 一位受賞、本当におめでとうございます。
有り難うございます。


> もう「立川先生」とお呼びしなければいけませんね。(以前からそうですよね)
仕事上はそのように呼ばれることもありますが、独学で一からやってきましたので、心の中では恥ずかしさがあります。


> 扱われる素材のグレードも、依然とは格段に変わり、交流も華やかな様子なので、もう気軽に製品を手にすることは難しくなったなと思いましたが、ブログを拝見する限り、アツイ性格はお変わりないようで、ホッといたしました。
私の中身は何にも変わっていませんよ。
ただ周りが私を色々と変えてくれているようです。


> 今、先生が以前に創作されたタイピンを横に置きながら、メールさせていただいております。
嬉しいです。(^_^)


> 父も母もあれからずっと愛用してくれております。
> バレッタもタイピンも、両親に付いて海を渡り、様々な国に行きました。
> 少なくても、父のタイピンは世界を10週はしているはずです。

ご両親にも私の感謝の気持ちを伝えていただければ嬉しいです。
私の作品が、そのように愛用されて世界を駆け巡っていると思うと、なんだか不思議な感じがします。


> 改めて眺めてみると、購入当初と比べて、随分雰囲気が変わりましたよ。
> 伊万里なのに、どこか異国の雰囲気をまとっています。
> 母のバレッタは、以前より清潔感が増したように思えます。
> 使い込んだときに表情が出るものは、美術品にしろ、生活道具にしろ、創り手の魂が込められたものに限ると思います。
> どのような表情になるかは、その後の使い手次第に因るでしょう。
> お蔭様で、家の伊万里は益々素敵になってきております。

嬉しくてなんだか言葉が出ません・・・・・
詩人の松永伍一先生から頂いた「技は命の力であり 藝は心の歓である」を座右の銘にしてきて、少しずつ近づいている感じがします。


> また以前のような製品を、という水を差すようなことは申し上げません。
> ただ、ここに少なくても一人、先生の製品を一生モノとして、より磨き上げて、次の代に伝えることができれば、と思う者がいることを認識していただけたら、幸せに思います。

現在の価格帯はいわば市場価格でして、私に対する評価方法の一つと受け止めています。

作品として制作しているものとしては、大変光栄に思っています。

実は、たくさんの方々からもう少し低価格の作品を創ってくださいとお話があります。

私もその事は重要なことだと思っていて、そのような言葉にお答えできるように今計画中です。

工房のスタッフが制作できるようになってきていますので、工房作品を低価格帯で販売させていただこうかと考えているところです。


> お体を大切に、そしてどうかいつまでもアツイ魂を。
有り難うございます。
ここまでなりましたのも田中様のような方々が、私を育ててくださったからだと心から感謝しています。
これからもご期待に沿えるよう精進してまいりますのでよろしくお願いいたします。

田中様もお体ご自愛下さい。
ご両親様にもよろしくお伝え下さい。

立川青風
  


Posted by 青風 at 10:32Comments(0)○作品創り

2008年06月19日

KANON(華音)に掲載されました

KANONは年4回発刊です。(6月20日発売)

40~50才代の女性をターゲットに、和をテーマにしたハイクオリティーな文化雑誌です。





伊万里ジュエリー:黒釉金彩貫入本真珠ネックレス「花紋」
写真の撮り方も非常に芸術的で、「まるで一絵画のようなジュエリー」と表現していただいています。





「仕事にも家庭にも全力をつくす」「それが相手への礼儀」とおっしゃる安田成美さんのインタビューです。  


Posted by 青風 at 09:15Comments(0)○作品創り

2008年05月12日

佐賀県窯業技術センターに行ってきた

スタッフと一緒に佐賀県窯業技術センターに初めて技術の相談に行ってきた。

担当者の方が非常に丁寧に対応してくれて、もっと早くに相談にいけばよかった。

これからは大いに利用させていただこうと思う。


佐賀県窯業技術センターは、「地域窯業界の進展する技術革新や情報化等への支援や新たな技術展開を先導する地域に開かれた技術拠点を目指す」とある。

日本の窯業界をリードするにふさわしい施設だった。

しかし、この施設は業界に勢いがあるときに建設されていて、売り上げがピーク時の30%程度にまで落ち込んだ現在では、施設が余りに大きすぎて、重荷になっているようだ。

中庭も草ぼうぼうで手入れがされておらず業界をものがったっていた。


本来はこんな時期だからこそ施設を大いに利用して、新商品の開発等をしなければいけないのだが、現実は理想のようにはいかない。
  


Posted by 青風 at 21:12Comments(2)○作品創り

2008年04月02日

JAPAN BRAND

日本商工会議所と全国商工会連合会で中小企業庁の助成を受けて、JAPANブランド育成支援事業が実施されている。

JAPAN BRANDのブランドコンセプト(JAPANブランド育成支援事業がめざす方向=運動の理念)は、「地域の中小企業ならではの価値を進化させ、新しい伝統を創造する」とある。

まさに私が今取り組んでいる「陶芸宝飾」の世界がそれに当たる。

ただし、助成を受けるには、地域ぐるみで取り組まなければならないようだ。

  


Posted by 青風 at 22:17Comments(0)○作品創り

2008年01月17日

「日本吉」というサイトに・・・

「日本吉」というちょっと変わったタイトルのウェヴサイトとあります。

そのサイトに私を載せていただきました。

このサイトは発行人の名前だけは分かっているのですが、あとはどんな組織がやっているのか分からないミステリアスなサイトです。

しかし、内容はしっかりしていて、日本の美意識をサイトに集めて世界に発信していこうと風景、建物、伝統の技、匠、実用品から装飾品、人間国宝、世界遺産など美に関するさまざまなものを載せています。

覆面審査員がいてしっかりした審査をしているようです。つまりコネでは載らないというのがいいですね。

時間でもあったら覗いてみてください。

日本吉のサイトはココです。

  


Posted by 青風 at 21:33Comments(0)○作品創り

2007年12月20日

窯焚きのハプニング





夕べ窯焚きをしたのですが、とんでもないハプニングが起きてしまいました。

還元焼成といって窯の中にガスを入れて不完全燃焼させ酸素を取り除く方法で窯焚きをしていました。

上の写真は窯の覗き穴から噴出している炎です。

ところがです。

閉じていたはずの空気穴がちょっと目を離した間に開いてしまいました。

おそらく猫かイタチが乗って動かしたのではないかと思います。

戻って気づいたときには、窯に空気が十分入ってなんとなんと炎が消えていました。

20年以上やっていてこの経験は初めてですのでさてどうなりますか??

窯を開けるのが不安でたまりません。



  


Posted by 青風 at 08:51Comments(0)○作品創り

2007年10月29日

伊万里磁器は宝石



磁器は人間に優しい宝石


磁器は人間に優しい硬度を持った最高の宝石です。

硬度は数字で表すとダイアモンドが10で滑石を1とされています。

磁器の硬度は宝石のエメラルドとほぼ同じで7~8です。
また、人間の歯も同じ硬さです。

磁器が食器として最も愛されている理由はここに有るとも言われています。

人の肌に触れる硬さで生理的に最も違和感の無いのが歯と同じ硬さです。

セラミックの義歯が最も良いとされるのもうなずけます。


私が磁器は人間に優しい最高の宝石というのはこのことが大きな理由です。

また、輝きにおいても真珠などと比べても勝るとも劣りません。

磁器が普通の宝石と比べてもっと優れているところは、十分な硬度を持ちながら形状が自由・色だしが自由・模様が自由に描けることです。



これほどまでに宝石としての条件が揃っているのにこれまでなぜ、その地位を得られなかったのか、その理由は、宝石としての加工技術が無かったからと考えます。

つまり、磁器を窯で焼くと必ずざらざらした部分が残り、それが宝石の条件を満たしていなかった。

しかし、私はそのざらざらした部分をなくして焼成する方法を開発しました。

その結果ジュエリーとしての利用方法が格段に広がってきました。



以上のようなことから、磁器はこれから宝石として多くの人に愛され続けると確信しています。
  


Posted by 青風 at 08:15Comments(0)○作品創り

2007年10月27日

硬度について

昨日、磁器の硬度はサファイアと同じと書きましたがエメラルドとほぼ同じと訂正させていただきます。
大変失礼しました。

  


Posted by 青風 at 22:42Comments(0)○作品創り

2007年10月26日

割れませんかという質問



 ーーー 陶芸宝飾 ーーー
 
 <伊万里ジュエリー バレッタ>


 髪は女の命・・・・・・

 古いですね・・・・・・・

 でも、そうあってほしい。














焼き物のアクセサリーは割れませんかとよく質問を受けます。

確かに割れないことはありませんが、アクセサリーとしてお使いになるぶんには十分の強度はあります。

まず、20年以上これ一筋で飯を食っていますが、割れてどうしようもないという苦情は1件もありません。


例えば、台所でお茶碗を落として割ったとします。

その割ったお茶碗の小さなかけらを、もう一度落としてみてください。

まず割れることは無いと思います。

それと同じ理由で、アクセサリーはほとんどが小さいかけらと同じくらいの大きさですから割れにくいのです。

もうひとつ、多くの人はご存じないと思いますが、磁器の硬度は宝石のエメラルドとほぼ同じ硬度を持っています。

ですから、非常に硬いので傷がつきにくいです。



   


Posted by 青風 at 22:12Comments(2)○作品創り

2007年10月10日

窯上げ

どきどきの瞬間です。

窯の蓋を開けて、棚板を取り外し作品が見えてくるときが一番どきどきで期待の時でもあります。

最後の一段まで開けてやっとほっとします。

今回の窯はなかなかの出来でした。

今日から上絵付けの始まりです。

  


Posted by 青風 at 21:21Comments(0)○作品創り

2007年10月08日

窯焚きが終わりました

昨日は大女優の田中美里さんに私の作品をプレゼントすると言う記念すべき日になりましたが、窯の火入れをしていて合間をぬっての行動でした。

今朝方まで半徹夜で窯を見ていましたので少し眠たいです。

あさってには窯を開けられる状態になりますが、何回焼いていても開けて作品を見るまでは心配です。


  


Posted by 青風 at 14:06Comments(0)○作品創り

2007年09月03日

ベッドの中

デザインや技術で悩んでいるときはベッドの中で考えるのがいちばんいい。

これまでに見たこと聞いたこと体験したことなどが、頭の中をぐるぐる回っているうちに、その中のいくつかが結びついてアイデアが生まれるのかも・・・?

枕元には鉛筆と紙は必需品です。

これが無いと朝目が覚めたとは忘れています。

  

Posted by 青風 at 20:07Comments(0)○作品創り

2007年09月03日

リフレッシュ

昨日は、地区のスポーツ大会で応援で頑張ってきました。

少し体調不良で応援で我慢です。

私の仕事はある意味休みがありませんので、大声を出したりすることは心のリフレッシュになります。

デザインは24時間営業です。!!

夢にまで出てくるんです。

寝てるときくらい休ませろってかんじ・・・(笑)  

Posted by 青風 at 09:06Comments(0)○作品創り

2007年09月01日

私の夢

私は25年前に独立し伊万里焼のアクセサリーを専門に制作しています。

そのときからの私の夢は「陶芸宝飾」の世界を確立することです。

伊万里焼と異素材を組み合わせた宝飾品をメジャーにしたい!!  

Posted by 青風 at 20:22Comments(2)○作品創り