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Posted by さがファンブログ事務局 at

2016年10月27日

テレビショッピングについて・・・その⑧ 頭が混乱した

私の頭の中はやりたい気持ちに傾いていったが、まず、予算の面が気になった。

1時間番組となるとかなりの経費が掛かるはず。それはどうするのだ。
また、それだけ経費をかけるとなると相当の売り上げがないと利益は出ないはず。そんなに売れるのか。
数量もかなりになるはず。在庫はうちでするのか。

様々な具体的なことが頭をめぐりだした。

職人気質で営業マンとしてのセンスはあまりないので頭が混乱した。
やってみたい気もするが到底そのリスクは負いきれないという思いもあった。

もう一つ懸念することがあった。

それは、テレビショッピングだと値引き販売は避けて通れないだろうということ。

これまで私はネットショップでも値引き販売やポイントセールなどやったことがなかった。
それというのも、ブランドを確立させるためには、そこをしっかり保たないとだめだと考えていた。

特にネットショップではターゲットをプレゼント用としているので、当方の作品をもらった方は、多くが「これはどれくらいするのだろう」と知りたいはず。そしてネットで調べるはず。その時セールをやっているとしたらどう思うだろうかと考え、一切セールはやらないことにしている。贈る方もその方が安心なはず。

m氏はそんな私の心の中は分かるはずがなかった。
しかし、その時私にとって究極とも言える言葉が発せられた。

「立川さん、伊万里焼のジュエリーを一緒に育てましょう」と。このことは、私が誰かと一緒に仕事をするとき常に言ってきた言葉だった。

私は決断を迷って迷ってしばらく黙り込んだ。
  

Posted by 青風 at 12:24Comments(0)●職人の営業奮戦記

2016年11月01日

テレビショッピングについて・・・その⑨ 何も言うことはない

30年以上こつこつ一歩ずつ進んできたことを思い起こし、
ここで大博打を打つこともあるまい、これからもこつこつだと頭の中で結論付け、

mさんに
「私は、お金もないし大きなリスクを取ることができません」
「また、ブランド確立をしている途中ですので値引き販売にも少し抵抗があります」と、正直に告げた。

すると、m氏はゆっくりと
「立川さんには金銭的リスクは一切取らせません」
「作品はすべて事前に買い取らせていただきます」
「ただ、ブランド確立の部分では私も少し懸念するところがないわけではありませんが、出来るだけイメージを落とさないような販売方法を取りますので安心してください」

私の頭の中を見透かしてすでに答えは用意されていたような感じがした。

となると、かなり卸値が叩かれるだろうなと予測した。

私は恐る恐る「それでは、卸値はどれくらいに考えていますか」と尋ねた。

すると「卸値は立川さんにお任せします」と何の躊躇もなく返答が返ってきた。
これもあらかじめ決めて来たのだろうと察した。

もう何も言うことはなかった。
  

Posted by 青風 at 17:08Comments(0)●職人の営業奮戦記

2016年11月04日

テレビショッピングについて・・・その⑩ 石橋を叩く

「それで、どんなものを売ろうと考えていますか」と、m氏とショールーム内の作品を見まわし早速選定に入った。
多めの作品をテーブルの上に取り出し一つ一つ決めていった。

その途中でm氏から要望があり「デザインをTVショップオリジナルにしていただきたい」と。
それは全く問題なかったし私もむしろその方がいいだろうと考えていた。

ただし、決定するためにはサンプルを作る必要があったので、その時間はいただかなければならなかった。

取りあえずの選定を終え、こまめに連絡を取り合いながら決定していくことにした。



m氏来店前まではこんなことになろうとは夢にも思っていなかったので自分自身驚きでした。



m氏が帰った後、私はもう一度石橋を叩いた。

というのも、独立数年後知り合いの紹介で100万以上の取引をしたのだが、集金に行ったら事務所はもぬけの殻。
調べてみたら反社会的組織で回収が出来なかった。

それ以来大きな取り引きの際は石橋を叩いている。

今回もm氏の会社の調査をある機関に依頼した。

結果、東証一部上場の優良企業だと報告をもらったので安心して準備に入った。
  

Posted by 青風 at 17:08Comments(0)●職人の営業奮戦記

2023年08月30日

伊万里ケーブルテレビ取材 ユーチューブにアップ

先日、伊万里ケーブルテレビさんから取材を受けた動画をユーチューブにあげました。55いまり・HOTアイ「令和版窯元巡り」で放映されたものです。

実は、先に投稿したファッションブランド「光をまとう」のボタン制作の件で取材を受けていたのですが、その件に加えて私がつい「陶芸宝飾の世界創造」を熱く語ったものですから、担当の方が「立川さんこっちの方が面白いです」となって、ボタン制作はつかみの映像になりました。(^▽^)/

ご覧になっていただければわかりますが、これまで企業秘密にしてきた40年前に私が開発したオリジナルの焼成方法を明かしてます。その理由も語ってますのでよかったらご覧ください。


実は、この動画は、営利的要素が含まれている動画のためケーブルテレビさんではユーチューブにあげることはできないらしく、私が権利を取得しました。そのうえでオープニングとエンディング部分を私が継ぎ足しています。