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2017年12月17日

伊万里高校野球部 21世紀枠 九州代表

12月15日に高校野球21世紀枠の地区推薦校が決定しました。

母校の伊万里高校が九州代表として全国9校の一つに選ばれましたが、さて次は?
東日本と西日本からそれぞれ1校、全体から1校計3校が夢の甲子園に行きます。

伊万里高校が入る西日本4校で推薦理由の少数部員、自然災害など困難な環境の克服、学業との両立、創意工夫、地域に良い影響を与えたなどを考えた場合、少人数と自然災害はどの高校も該当しないようです。あえて言えば、学校の規模からいうと伊万里が一番生徒数が少ない。

学業との両立はどの学校も進学校で文武両道をうたっている。学業成績からいうと伊万里高校が一番悪い。
ただ、先のブログにも書いたように周辺に中高一貫の進学校がいくつもあり、優秀な子供が流出している事実があります。

県立の中高一貫が設立されるとき、私が小学校のPTA役員をしている時でしたが、現在起きている優秀な子の流出を懸念して県の関係者に質問したことがあるのですが、その時の説明では「希望者は抽選で選びますので心配ありません」との説明でした。現実は全く違っていて、中学入学の受験が実施されていて、優秀な小学生が流出しています。

その陰で、何が起きているか。
実は小学校で成績良かったり、スポーツができる子はクラスのリーダー的存在でもあり、多方面でまとめ役をしているのです。その、まとめ役がいなくなった中学校では、クラスのまとまりはなくなり、いじめが起きたり、無気力の生徒が増えたり徐々に荒れてきます。先生方も最初は何とかしなくてはと一生懸命なんですが、だんだん妥協して先生自身も無気力になるのです。この現象がいま起きています。

それに加えてスポーツの優秀な子も高校進学時に市外へ流出するという最悪のパターンです。

そんな中で伊万里高校は佐賀県西部の進学校として、とても検討していると思います。学業では、生徒の伸び率は県下でもトップクラスです。教育の目的は生徒の能力をいかに伸ばすかだと思いますので、伊万里高校は教育の理想を実現していただいていると考えます。

その学校が、スポーツの最高峰である甲子園出場にあと一歩のところまで来ています。実現すれば、優秀な生徒の流出に多少なりとも歯止めがかかります。「伊万里に居ても甲子園に行けるんだ」「進学校でも甲子園に行けるんだ」と思う生徒が必ずいます。

67年ぶりに県大会準優勝、九州大会出場は伊万里の大ニュースであったし、出場が決まればもっと大きなニュースになり、地域全体が明るくなります。
九州代表に決まったことを知った人が「なんだかワクワクするね」と言っていました。このワクワク感が小さな地域には特に必要です。

伊万里商業高校が伊万里で初めて甲子園に行ったとき、母校でもないのに夫婦で甲子園まで応援に行ったことを思い出します。まさにこのワクワク感で行ってきました。

教育の一環である高校野球21世紀枠の目的にまさに合致すると考えます。

頑張れ伊万里高校!!


-------地区推薦校------

<東日本>
北海道 (北海道)道立 函館工業高等学校
東北 秋田県立 由利工業高等学校
関東東京 群馬県立 藤岡中央高等学校
北信越 福井県立 金津高等学校
東海 岐阜県立 大垣西高等学校

<西日本>
近畿 滋賀県立 膳所高等学校
中国 山口県立 下関西高等学校
四国 高知県立 高知追手前高等学校
九州 佐賀県立 伊万里高等学校

2001年から2016年までの都道府県推薦と地区推薦校の一覧が載っているサイトがありますのでご紹介します。
こちらhttp://fanxfan.jp/bb/spr16/21th_entry.htmlをご覧ください。


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Posted by 青風 at 15:31│Comments(0)○日記
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