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2010年01月22日

九州国立博物館の「パリに咲いた古伊万里の華」展

本日1月22日付けの佐賀新聞に次のような記事が載っていました。

    ーーーーーーー 欧州に渡った古伊万里 --------

九州国立博物館は、江戸時代にヨーロッパに渡った伊万里焼をテーマにした特別展「パリに咲いた古伊万里の華」を4月6日から6月13日まで開催する。欧州輸出から350年を記念した企画で、約100年間続いた欧州での古伊万里ブームの実像に迫る。

パリ在住の碓井文夫氏が欧州で集めたコレクションの中から、柿右衛門様式の色絵磁器、豪華な金襴手の古伊万里など165点を展示する。貿易が始まった1659年から、中国・景徳鎮やドイツ・マイセンとの価格競争に敗れて貿易を終える1757年までを4章構成で紹介する。

宮殿の広間などに飾る磁器のニーズが高まり、金の絵の具を使った金襴手の大作が増えるなど、市場に合わせた作品の変遷が見所のひとつ。同博物館の伊藤嘉章学芸部長は「ヨーロッパでどのように愛されたか、大きな歴史の流れの中で見てほしい」と話す。酒井田柿右衛門氏の講演も予定している。
                                   (日高)
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以上全文です。

この文中で「伊万里焼」「古伊万里」「柿右衛門様式」という表現を注意して読んでいただきたいと思います。

つまり伊万里焼の中で江戸期に制作されたものを「古伊万里」柿右衛門窯で制作された特徴的なデザインを「柿右衛門様式」と、共通認識とされている使い方をきちっとされていて、さすがは焼き物に詳しい佐賀新聞です。

4月から始まる企画展を今発表するということは、九州国立博物館がいかに力を入れようとしているかがうかがわれます。

4月が待ち遠しいですね。



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Posted by 青風 at 22:17│Comments(0)○日記
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