2012年07月27日

卒業式の祝辞

【PTA奮戦記】№11

ーーーーいじめをどう防ぐ----


小学校の役員も無事終わり、卒業式の祝辞を述べせていただきましたので、全文を紹介させていただきます。

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                                    平成11年3月20日
平成10年度卒業式祝辞

 卒業生の皆さん、6年間の間に沢山の感動を私たちに下さいまして、本当に有り難うございました。その沢山の感動を置きみやげに、いよいよ卒業ですね。心から御祝いを申し上げます。

 私は、この「感動」という言葉が大好きです。
運動会での見事な面浮流、6年生の皆さんが一生懸命下級生のみんなを、指導してくれたからこそ、あんなにすばらしい踊りが出来たのだと思います。応援合戦もそうです。もうやめたいと思ったこともあると思います。でも頑張ってくれました。

 国見台での陸上大会の見事な活躍、コーラスクラブの美しい歌声、バスケットボール大会での見事なわざ、ありがとう集会での心温まる御礼の言葉、立つ鳥運動での朝の挨拶、先日この体育館で行われた手作りの謝恩会、多くのお父さんお母さんが涙していました。
 挙げればきりがありません。みんなみんな感動です。本当にありがとうございました。

皆さんは、先生方の指導を受けながら、自分たちの力で楽しい学校、思いやりのあふれる学校を創ってきました。
そのおかげで、こんなにすばらしいI小学校がここにあります。

 その自信と力をいつまでも持ち続けて下さい。そしたら楽しい中学校生活が送れると思います。今、皆さんの心の中では、中学校に入学したら、あれもしよう、これもしようと胸を膨らませていることと思います。その反面不安も有るかもしれません。
しかし皆さんなら大丈夫です。

 私も皆さんといっしょに卒業して、また皆さんが少しでも中学校生活が楽しく送れるよう、お手伝いをさせていただこうと思っています。
ここに出席して頂いている、お父さんお母さん初め、すべての大人の人が皆さんを見守っています。
「大空を飛ぶ鳥は、自分の力で羽ばたかないと、飛ぶ事ができません」皆さんも自分の力で自信を持って羽ばたき、飛んで下さい。私たち大人は手伝う事しかできません。

 保護者の皆さん、本日は本当におめでとうございます。私も皆さんと同じ立場のものですから、挨拶をどのようにして良いのか非常に困っています。
 ただ、育友会活動に関しましては、皆さんのご理解とご協力のおかげで、大変有意義な活動が出来ました。この場を借りて、心から御礼申し上げます。
 6年間の間には色々なことがあったと思います。思い出は一人一人違う訳ですが、私は皆さんからすばらしい友情を頂きました。この友情はこれからの私の宝物です。本当に有り難うございました。

 それから、こんなにすばらしい子ども達に育てて下さいました先生方に、心から感謝申し上げます。役目柄、学校にはよく足を運びましたが、一人一人の先生が一生懸命に子ども達を指導していらっしゃる姿を見てきました。こんなにも、すばらしい先生方に巡り会った子ども達、そして私を含めて保護者の皆さんは、とても幸せだったと思います。ありがとうございました。小学校は卒業しますが、これからも親子共々ご指導をよろしくお願いいたします。

 最後になりましたが、本日ここにご出席の皆さまの、ご多幸を祈りつつ、簡単措辞ではございますが、御祝いの言葉に代えさせていただきます。ありがとうございました。
                                                   伊万里小学校
                                          育友会長  立川荒雄




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PTA活動の中での一部として卒業式の祝辞を掲載させていただいていたのですが、掲載から数年が経ってもお読みいただいているようですので、啓成中学校での卒様式祝辞を追加で載せさせていただきます。

平成12年3月14日
啓成中学校卒業式祝辞

卒業生の皆さん、そして保護者の皆さん本日はご卒業誠におめでとうございます。心からお祝いを申し上げます。

PTA新聞に皆さんの思い出・感謝・夢の言葉が載っていました。修学旅行・運動会・クラブ活動・文化祭そして沢山の友達との出会い。今皆さんの頭の中には、走馬灯のようによみがえっていることと思います。私が一番印象に残っているのは運動会です。その中でもクラスが一丸となって走ったムカデ競争。あれこそ心が一つにならないと一歩も前へは進めません。私はそれを見ていて、「あ!この子達は大丈夫だ」と思いました。
去年の四月は不安の中での船出でしたが、運動会が終わってみて私が思ったことは、西武の松坂大輔君の言葉を借りれば「自信から確信に」変わりました。
そしてその通りに生徒会を中心に「啓成維新」のスローガンの下、啓成中学校の再出発にふさわしく素晴らしい一ページを作ってくれました。これは皆さん一人一人が啓成中学校を少しでも良くしていこうという心が一つになったからこそ出来たのだと思います。

皆さんは、学校に感謝し、先生、家族、友達に感謝して「ありがとう」と書いていました。
私は今ここでPTAを代表しまして、皆さんに「ありがとう」と感謝の言葉を贈りたいと思います。本当にありがとうございました。
私は、ここに居る皆さんの後輩たちとこの啓成中学校に残ります。そして皆さんが残してくれた素晴らしい一ページを在校生と共に啓成中学校の伝統にしていきたいと思います。
「啓成中学校はすごかね」「啓成中学校ば卒業して良かったね」とみんなから言われるように、がんばっていきたいと思います。

色々な夢も書いていました。美容師になる夢、小説家になる夢、億万長者になる夢。
夢が実現するように、私の好きな一つの言葉を贈りたいと思います。新聞にも書いていましたが、「比べて悲しめば自己を見失う、比べて喜べば他を傷つける」「もし比べるとしたら昨日の自分と比べよ」と云うことです。
夢を実現させるためにはいろんな困難が待ち受けています。他人をうらやんではいけません、他人に誇ってもいけません、あくまでも自分と戦い一歩一歩前進してください。それが成功への道につながると思います。
十年後二十年後夢を実現させて、あの雪の降りしきる中で植えた桜の木の下にみんなみんな集ってください。

さて、保護者の皆さん、PTA活動では大変お世話になりました。最上級生の保護者としてリーダーシップを取っていただきとても活発な活動をすることができました。時には無理なことをお願いしたときもあると思います。しかしいやな顔ひとうせず本当に積極的に協力してくださいました。この場をかりまして、心から御礼を申し上げます。ありがとうございました。
出会いがあり別れがあると申します。でも私は出会ったら本当の別れと言うのは無いと信じています。必ずどこかで結ばれています。

最後になりましたが、子供たちのますます健やかな成長と、本日ご出席の皆様のご多幸を祈りつつ簡単ではございますがお祝いの言葉といたします。
ありがとうございました。

伊万里市立啓成中学校
PTA会長 立川荒雄

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平成13年3月13日
啓成中学校卒業式祝辞

卒業生の皆さん、そして、保護者の皆さん本日は、ご卒業誠におめでとうございます。心からお祝いを申し上げます。
私は皆さんとは2年間共に過ごしてきました。皆さんが1年生の時、小学校から見ていました。啓成ではいろんなことがあっていました。そして昨年度、「啓成維新」のスローガンの下で、この中学校は生まれ変わりました。皆さんが3年になった今年度は「創世記」のスローガンの下、見事に先輩の意思をついですばらしい学校にしてくれました。本当にありがとうございます。
皆さんとの思い出はたくさんあります。
文化祭では、皆さんが演じる劇を見て、「みんな社会をしっかり見ている」と、つくづく感心しました。また、あの長いセリフを、すべて自分たちで考えたと聞いてびっくりしました。とても大変だったと思います。でも、反省の言葉に「つらかったけど、やり遂げたときはとてもうれしかった」とありました。その感動こそが、これから生きていく上でもっとも大事だと思います。
運動会で、2年生1年生をまとめてリードしていくことも、大変だったと思います。
でも、その経験は必ずこれから役に立ちます。経験は宝です。これからもいろんな経験をして、宝物を増やしてください。
まだまだたくさんありますが、言い尽くせません。
先日こんな言葉に出会いました。
「雨にもまけて 風にもまけて でも 自分に負けず 毎日を生きる。」「迷ったら 歌を歌い、悲しかったら 空を 仰ぎ 漫才のネタでも考えて 笑っちゃいましょう。」「素敵な夢に向かって」
この言葉に出会ったとき、自分もこんな人間になれたらいいなと、心から思いました。こんな人間は、外から見たら、何の悩みも無く楽しい人生に見えると思います。
でも、自分に負けずに毎日を生きることこそ、最も難しいことです。
去年の12月に見た映画「友情」の中で、白血病に侵された少女が、治療のために髪の毛が無くなったとき、クラスのみんなから旅行に誘われました。その時彼女は迷いました。でも、自分に勝って勇気を出して旅行に行ったのです。そこに待っていたのが、男も女も丸坊主になったクラスメートでした。クラスメートもすごく迷ったと思います。でも、心の中で歌を歌い体で友情を表現したのです。彼女のために坊主になってやったのだと、恩を着せる様子もなく、みんなニコニコと笑っていたのが、少女の心を救ったのだと思います。皆さんも、そんな友情を育ててください。
ここで、先日紹介した格言の一つを、もう一度紹介し、皆さんに贈りたいと思います。
「友情は喜びを2倍にし、悲しみを半分にする。」(シラー)

さて、保護者の皆さん。これまでPTA活動に、ご理解いただきご協力を賜りましたこと、心から感謝いたします。この場をかりてお礼申し上げます。子供たちにとっても皆さんにとっても、激動の3年間ではなかったかと、お察しいたします。皆さんが築いてこられた啓成中学校のすばらしいところを受け継ぎ、もっともっと多くの方に愛される、学び舎にしていきたいと思います。学校を離れられても、これまで同様ご支援を賜りますようお願いいたします。
最後になりましたが、子供たちの、ますます健やかな成長と、本日ご臨席の皆様のご多幸を祈りつつ簡単ではございますがお祝いの言葉といたします。

伊万里市立啓成中学校
PTA会長 立川荒雄

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平成14年3月15日
啓成中学校卒業式祝辞

卒業生の皆さん本日は誠におめでとうございます。心からお祝い申し上げます。
今日私は皆さんの仲間として、先輩として少しお話をさせて頂きます。
私は皆さんが啓成中学校に入学してきた年に、PTA会長を仰せつかり3年間皆さんと共にこの啓成中学校を見守ってまいりました。

振り返りますといろんなことがありました。皆さんは小学校を卒業するとき、小学校の先生方と一つの約束をしてきたと思います。それは、啓成中学校を自分たちの代に立て直しにすばらしい学校にするということです。
途中で少し心配したときもありましたが、その約束を見事に果たしてくれました。
ある学校の保護者の方が「啓成中学校はようなったね・・・うちの子も啓成にやりたか・・」とこんな声を私は耳にしました。この言葉が全てを物語っていると思います。私はこの言葉を聞いたとき胸が熱くなる思いがしました。これは皆さんが一生懸命頑張った結果です。
生徒会活動のスローガンで1年目が「啓成維新」2年目が「創世記」そして3年目が「絆」この3つのスローガンが示すとおり着実に変化をして来ました。
運動会で見せてくれた硬いチームワーク、部活動で一生懸命やった結果として残してくれたすばらしい成績、文化祭での生き生きとした劇の発表、また、やればできると言うことを示してくれたバザーでの活躍、その益金で運動場に作ってくれたバスケットボードは皆さんの心を受け継ぎ後輩たちを見守っていくことと思います。
在校生の皆さんは先輩たちの意志を受け継ぎもっともっと上をめざして日本一行きたい学校の伝統を築きあげて頂きたいと思います。
私は3年間皆さんの仲間として過ごしてきたことを誇りに思います。そして、先輩として皆さんに心から感謝いたします。
おそらく他の方々も同じ思いではないかと思います。
そこで、突然ではございますが、ご出席の皆さんにお願いがあります。3年間頑張って約束を守ってくれた卒業生のみんにここでねぎらいの拍手をお願いできないでしょうか。よろしくお願いします・・・・・・・・・・ありがとうございました。
皆さんは約束を守ることの難しさや、約束を果たしたときの歓びを、身を持って体験したと思います。
私はこれまで皆さんに色んな言葉を贈ってきました。今日はマレーシアの格言を贈ります。“水牛は紐でつながれる 人間は約束でつながれる。”
もうひと言みんなに仲間として心から「やったね!」というエールも贈らせて頂きます。

さて、先生方そして保護者の皆さんおめでとうございます。
皆さんの心の中にも楽しかったこと悔しかったこと色んな出来事が思い出されていることと思います。
PTAでは両親・先生・子供・地域の皆さんこの4者が、それぞれお互いを認め合い・語り合い・分かち合うことを目標に「PTC2」運動をこの3年間展開してきましたが、皆さんのご理解とご協力のおかげで、実りあるPTA活動ができました。時には皆さんに失礼なことを言ったこともあったと思います。しかし、広い心で温かく見守っていただきましたことを、この場をかりましてお礼申し上げます。
特に先生方には大変なご苦労をおかけしました。本当にありがとうございました。教育が大変難しい時代ではありますが、これからもよろしくお願いいたします。

最後になりましたがご臨席の皆様のご多幸を祈りつつ簡単ですがお祝いの言葉に変えさせていただきます。

伊万里市立啓成中学校
PTA会長 立川荒雄





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