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2012年07月18日

生徒に良いところが無い!!??

【PTA奮戦記】№3

事件の数日後、中学校のある役員から私に電話があり「立川さんどがんかして」と悲痛な声で言ってきた。
そして、事件の件でPTA役員会を開くので、私にも出席してほしいと言うのだ。その時私は小学校の役員だったので、出席するに当たっては会長の了解を得てからもう一度電話を下さいと受話器を置いた。翌日、了解が取れ出席依頼が改めてあったので了解した。

役員会当日、さすがに保護者も関心が高くほとんどの役員が出席していた。儀礼的な会長の挨拶、校長の挨拶があり、担当の先生から、逮捕された子供に気を使いながら事件の報告がされ、合わせて学校の現状を少し詳しく報告してくれた。

しかし、その内容はとにかく生徒が悪い、生徒が悪くて手の打ちようがないと言うものだった。
あまりにも生徒が悪いという話ばかりだったので、私は発言の許可を得て、「確かに生徒は悪いと思います。しかし、子供たちには必ず良いところがあるはずですから、その良いところを見つけてやってそれを少しでも伸ばすような教育指導をして頂けないでしょうか」と発言した。

すると、担当の先生から耳を疑う発言があった。「良いところがないんですよね」と。

会場が少しざわついた。その発言に対し他の先生からは何の付け加えもなかった。校長先生はじめすべての先生がそう持っているのだと理解せざるを得なかった。

もうひとつこの会議で不信に思っていたことは、私が報告した夏休み起きていたいじめの件は一言も触れられなかったことだ。
私の中でまた、怒りが爆発しそうだったがグッとこらえた。

しかし、心ではある決心をしていた。

役員の中からその発言に対して、いくつかの異論が出ていたが、私の頭の中はその決心のことで、その後の話はあまり覚えていない。
役員会は終わり、いつものように下駄箱会議が耳を横切った。「先生があんなんじゃどうしようもないね」「ほんとはがいかね」・・・・不満が爆発していた。

翌日私は誰に相談することもなく一人で市の教育長を訪ね、夏休みあった事件から昨日の役員会の出来事、現在の中学校の現状と保護者の思いなどを詳しく説明し聞いてもらった。
そして「良いところを見つけて伸ばしてやるのが教育ではないのか」と強く訴えた。教育長は真剣に話を聞いてくれた。

あくる日、中学校の校長先生から電話があり、教育長から校長に対し強い指導があったことを告げられた。そして今後色々な対処をしていくことを約束してくれたので経過を待ち見守ることにした。

しかし、待っても待っても何の対応もされないまま4カ月になろうとしていた。私は、しびれを切らし今度は教育長に手紙を書いた。



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